AIと一緒に、自分のサイトをゼロから作ってみた

2026年3月、「もう一度ちゃんと自分の場所を作ろう」と決めた。

20kg痩せた話を人から聞かれることが増えたし、それを残せる場所が欲しかった。ずっとWebのディレクションをやってきたけど、最近は「もうやってないんですか」と聞かれることも多い。だったら今のやり方で、ちゃんといいものを作ろう。

そう思って、Next.jsとVercelをベースに、CMSには初めてSanityを選んで、ゼロからサイトを作り直した。リサーチから実装まですべてAI(Claude Code)と一緒に進めて、約3時間で形にしている。

Phase 1:土台を作る

Starter Kitの初期状態。デフォルトのブログデザインがそのまま表示されている
Starter Kitの初期状態。デフォルトのブログデザインがそのまま表示されている

Phase 2:データの型を決める

次にSanityのスキーマ設計。用意したのは4つ。

  • post(記事):タイトル、本文、カバー画像、タグ、日付、タイプ(journal / note)
  • tag(タグ):AI、n8n、登山、精密栄養学、業務改善…
  • work(実績):業種×やったこと(社名は出さない方針)
  • author(著者):名前、アイコン、プロフィール

カテゴリではなくタグで管理する設計にした。「AI × 登山」「業務改善 × 精密栄養学」のように、ジャンルをまたぐ記事を書きたいから。固定カテゴリだと窮屈になる。

記事にはjournalとnoteの2タイプを用意。「ちゃんとした記事を書かなきゃ」と思うと更新が止まるのは WordPress時代に痛感した。軽く投げられる箱を最初から用意しておく。

カラーパレットも決定。背景はオフホワイト(#F8F6F2)、アクセントはモスグリーン(#4A6741)。落ち着いてるけど地味すぎない。

Phase 3:デザインの迷走と決断

ここが一番時間を食ったフェーズ。

キャッチコピー問題

AIにお任せすると、最初は「テクノロジー × 身体性」というキャッチコピーをドーンと出すデザインが出てきた。私がテクノロジーや健康とか身体とかに興味があるから、そんな感じで作ってくれたっぽい。でも、おそろしくダサい。

「テクノロジー × 身体性」のキャッチコピーを大きく配置したデザイン案
「テクノロジー × 身体性」のキャッチコピーを大きく配置したデザイン案

雑誌レイアウトの再現

旧「月刊マツウラ」の雑誌レイアウトを再現する方向に転換した。

左カラム(約45%幅)にダーク背景+カバー写真+縦書き「月刊マツウラ」+PICKUP記事。右カラムにCONTENTS(目次)としてJournal / Note / Works / About / Contactへの導線。雑誌を開いたときの「左ページに表紙、右ページに目次」をWebに持ち込んだ形。

雑誌レイアウトを再現したデザイン。左に山の写真と縦書きタイトル、右に目次
雑誌レイアウトを再現したデザイン。左に山の写真と縦書きタイトル、右に目次

フォント選び:10種類試して、1つに決めた

元の「月刊マツウラ」は独自の太いフォントだったが、Webフォントでは再現できない。AIにフォント比較ページを作ってもらい、10種類×6パターンを一覧で比較した。

10種類のフォントを6パターンで比較した一覧ページ
10種類のフォントを6パターンで比較した一覧ページ

最初は明朝体(Shippori Mincho)× 極太ゴシック(Dela Gothic One)の「BRUTUSっぽい」組み合わせが良さそうだった。でも実際にサイト全体に適用すると、明朝とゴシックの混在が落ち着かない。

次にDela Gothic Oneで全体統一。今度はフォントがコンテンツより主張してしまう。

一周回って、Noto Sans JP一本に決めた。

  • タイトル「マツウラ」:Black(900)
  • 「月刊」:Light(300)
  • セクション見出し:Bold(700)
  • 本文:Light(300)

フォントの種類ではなく、ウェイト(太さ)の差だけでメリハリをつける。結果として写真や文章そのものが前に出てくるようになった。

Noto Sans JPで統一した最終デザイン。ウェイトの差だけでメリハリをつけている
Noto Sans JPで統一した最終デザイン。ウェイトの差だけでメリハリをつけている

速さ優先で、走りながら作る

以前の自分なら、もっと練ってから出していたと思う。でも今回は速さ優先。まず形にして、走りながら修正する。これもAIを使い出して、考え方が大きく変わったところだ。

完璧にしてから公開、じゃなくて、公開しながら完璧にしていく。このサイトも、これから少しずつアップデートしていく予定。

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